現在月収7万円!37歳多重債務経験者のお金がない生活

お金がない、でも借金はできないし法は犯せない、そんな私の生活ノウハウを紹介するブログです。

私がどのようにして多重債務者になったのか

多重債務というのは、なるべく避けたいものです。
ご存知の人も多いと思いますが、多重債務というのは、お金をいくつもの金融業者から借りている状態です。
過去、私はそのような状況を体験したことがあります。
今回はそれについて、どのような経緯でそうなってしまったのかについて紹介します。


多重債務になった経緯

私が多重債務をするきっかけになったのは、情けない話ですが彼女が原因です。
その当時、私は普通に会社に勤務していたのですが、付き合った彼女に大いにはまってしまいました。
また、それまでの彼女とは大きく常識が異なるところがあって、それについていくためにたくさんお金を使うようになりました。
そして、いつしか自分の収入と大きく離れた出費をするようになっていき、気がついたときには全くお金がありませんでした。
そうなると、どこかから借金をするしかなくなってしまいます。

最初は1社からお金を借りるわけですが、50万円借りることが出来ました。
これなら大丈夫だと思うかも知れません。
ところが、自分でもあまり覚えてないのですが、あっという間にこれが限度額に届いてしまうわけです。
しかも1ヶ月も経たないうちに借り切ってしまうわけですが、それだけでは飽き足らず、一回借りることが出来たものだから、他のところからも借入をしようとしてしまうわけです。
結果的に、その当時の大手の会社からすべての借入をしてしまうのです。
この時点で、総額は100万円くらいだったと思います。


さらに落ちていく

この時点ですでに多重債務者となっているわけですが、返済の計画も何もなしにお金を借りてしまったものですから、どこに対しても返済が出来なくなっていきます。
そうなると、大手からすでに借りているため、中堅の消費者金融にお金を借りようとするわけです。
インターネットを調べると「柔軟審査」という文字があるわけで、「10万円借りれました」とか、「アルバイトでも借りることが出来ました」という文字もあります。
ただ、これは「きちんと返済をしている人」が対象であって、どんなに柔軟な審査をしているところでも、ろくに返済をしていない人に貸すお金は当然ですがありません。
そんなわけで、いくら電話をしたところでお金を貸してもらえるわけはなく、審査に落ち続けることによって、今度は申し込みブラックと呼ばれる状態になるのです。
こうなると、申し込みをしただけでも審査に落とされる状態になるわけで、まさしく八方塞がりとなってしまうわけです。
この時点でもう、借金を返すあてはどこにもないと思ってしまうわけです。


闇金に手を出してしまう

ところで、仕事はどうしたのかと思われるかもしれません。
仕事はやることはやっていましたが、やはり彼女の存在があるため、入ったお金は返済の暇もなくどんどん出て行ってしまいます。
先にお金を返せと思われるでしょうが、当時の私にはそのような思考はありませんでした。
そして、ついに闇金に手を出してしまうのです。

ふとしたとき、一通の手紙がポストに入っていました。
中身を見ると、
「10万円まですぐに貸します」
というものだったのです。

さすがになんとなく察したところはあったのですが、藁にもすがるような気持ちを持って連絡をするわけです。
なんとびっくりですが、お金を貸してくれるというわけですから、当然のように借りることにするわけです。
そうしたら、驚いたのがその利息です。

「利息は10日で3割」
といわれてしまうわけです。
もう、ミナミの帝王も驚きのトイチどころかトサンと呼ばれる違法な金利なわけです。
年利1割8分の消費者金融とは全く違います。

しかも、そのときには1万円を借りることができたわけですが、初回の借入の段階で3割を引かれてしまうわけで、結局借りることが出来るのが7000円になるわけです。
しかも、10日後に元本と合わせて2万円返済というわけの分からないことまで言われてしまうわけです。
当然これも借りるわけですが、もちろんそれすらも返済が出来ません。
本当に何もお金を借りる手段がつかないわけです。
こうしたことがあって、今も私はどこからもお金を借りることが出来ません。
審査を受けたこともありませんが、闇金と呼ばれるところからすらもお金を借りることができませんから、日本のどこの金融会社からもお金を借りることは出来ないはずです。
ただ、お金を借りれないというのは、反対に良いことなのかなとは思っています。
ローンを組むことが出来ないというのはきついですが、浪費癖もあり、お金も貯めることが出来ない、さらに収入も低いという自分にとっては、今の生活があっているかなと思うわけです。


借金は現在どうなっているのか

実は、借金自体はいくらか減らすことが出来ています。
ただし、返済をしたというわけではありません。
今年の出来事ですが、2社ほどから裁判のお知らせが届いたので裁判所に行って来ました。
借入をしたのは2008年の出来事ですから、それから時間が経っているということで、時候の申し立てをしてきたのです。
結果として、その申し立ては通り、2社からの催促はストップしました。
返済を拒み続けたことによって、結果としてこのような形になりましたが、私の場合は運が良かったのかなと思います。
ただし、これでローンを今後組んだり、お金を借りることが出来る可能性がほぼ限りなく0になったわけですから、決して良い話というわけではありません。
さらに、現状としても数社からの支払いの催促は忘れた頃にやってくるような状況です。
お金を返すことが出来ていないため、今も利息は増え続けています。

「一括で返してくれれば利息はチャラにします」

という提案も来ているのですが、その一括で支払う手段がないですから、どうすることも出来ないわけです。
今後もこの借金とは付き合うつもりではいますが、機会があれば一気に返したいというのはあります。


借金というのは、身を滅ぼします。
正常な思考も出来なくなります。
生活も人間関係も全て壊れてしまうこともあります。
十分に気をつけるようにしたいものですね。